2014年4月4日金曜日

ウイリアムズ主教墓前礼拝報告

今回のウイリアムズ主教墓前礼拝のことを報告がてらまとめておきます。

ウイリアムズ主教の墓石(右)
今回の墓前礼拝は、立教学院創立140周年を記念しての本校行事として実施されました。10年前、始めてこの企画が実施された際に吹奏楽部が同行し、墓前にて演奏を行ったという前例がありましたが、今回も吹奏楽部に墓前演奏を行ってもらうことができました。
礼拝には、聖公会バージニア教区の補佐主教、スーザン・ゴフ主教にご臨席いただきました。また、学院からは糸魚川理事長にご出席いただき、ご挨拶をいただきました。本校鈴木校長も、体調が優れない中現地に足を運んでくださいました。

この礼拝の式文(二ヶ国語)はこちらです。また、説教(英文)はこちらです

当日のゴフ主教にいただいたスピーチが大変印象深かったので、こちらに要約を掲載させていただきます。

最初にウイリアムズ主教がリッチモンドから東京に旅をした時、世界がどれほど大きなものであったかを想像してみてください。皆さんは飛行機で何時間もかけて昨日来られたわけですが、ウイリアムズ主教のリッチモンドから東京までの旅が、どれほど時間がかかるものだったかを想像してみてください。世界は大きく、アメリカ聖公会と日本の教会との違いは巨大なものでした。それが、現在を見てみてください。わたしたちは一つの場所に共に集まっています。わたしたちは共に結び合わされ、世界は小さくなっているのです。ウイリアムズ主教によって。また、ウイリアムズ主教がなされた働きによって。ことに、わたしたちの主、救い主イエス・キリストが彼を通して働かれ、福音を告げ知らされたその仕方によって。そして、ウイリアムズ主教に福音のために謙遜と奉仕の生涯を送らせてくださったことによって。昔は大きかった世界が今や小さなものになりました。それは、わたしたちがみんな携帯電話を持っているからではありません。キリストの愛がわたしたちを共に結んでいるからです。わたしは、皆さんと共に、この小さな世界の一部であることに感謝します。

「道を伝えて己を伝えず」の言葉がある記念碑
チャプレンとして、このような機会が与えられたことをとてもありがたく思っています。ウイリアムズ主教の志を受け継ぎつつ今の時代にふさわしくあるということを心に刻みたいと思います。