2011年11月2日水曜日

RIF 1日目終了

RIF (Rikkyo Ikebukuro Festival、いわゆる学園祭)が本日から始まりました。

チャプレンの一番の仕事は開会礼拝の司式をすることですが、昨年よりこの開会礼拝後の時間に、生徒が作成したビデオを上映するという企画が始まりました。もともとは、各団体のPRタイムの制限時間が守られない、内容がはちゃめちゃになる、などの悩みを持っていた開会式担当者に「だったらあらかじめビデオに録画しとけばいいんじゃないの」と気楽にアドバイスをしたつもりでいたところ、予想をはるかに超える出来の「プロモーションビデオ」が作成され、わたしを含め皆が驚いたのが昨年。今年はさらにそれに上回る進歩があり、大いに笑わせてもらった一方で、生徒たちの努力と才能にお世辞抜きで感嘆しました。

そのあとは、入口付近で宗教委員会の募金活動を手伝いながら、空いた時間にいくつかの展示を見て回ることができました。 今日行けなかったところには、明日なるべく足を運びたいと思っています。

今日のRIFを見ての感想を3点。

1. 硬派の展示が光る!
時間の関係もあり、今日はあまりパフォーマンス系を見られなかったのですが(こちらは明日に期待)、いわゆる「固い」展示の内容に感心させられたものが多くありました。
これは、中学1年生の社会科自由研究の発表で、この研究を援助した大学生の学習ボランティアに聞いたところ、「いや、彼は相当にがんばって、発表のスライドも含めほとんど自分で全部やりましたよ」とのことで、その言葉の通り大変に立派な内容でした。クラブ活動などで個人的にも接触の多い生徒でしたが、改めて彼の努力に感心しました。


2. 保護者が元気!
本校でよく言われるのは、「PTA活動が活発」ということですが、このRIFでもそのパワーは遺憾なく発揮されています。
赤いそろいのジャケット姿のPTAの方々の中に、よく見ると卒業生の保護者も何人か。聞いてみると「今日は人手が足りないと聞いたので」ということで、生徒が卒業した後まで関わって下さる姿に感謝すると同時に、それほど楽しい活動ができるPTAを本当にすばらしいと思いました。

チャプレンとして学校側の世話人をしている「父母ボランティア」の手作り品販売も、ごらんのように大変な人気で、今日の分として用意されていた大物商品はあっという間に完売でした。明日もまた用意がされるようですので、ぜひお出かけください。個人的には「立教ボーイマスコット(中学生型)」がかわいくてお勧めです。

3. 感謝の心を持って!
開会式での実行委員長M君の挨拶の中に、「震災後の今、RIFが開催できることに感謝している」という言葉がありました。また、校長先生の講話の中でも「学校が工事中で会場に多くの制限があり、先例が役に立たない局面も数多くあったことだろうが、よくここまで準備を進めてくれた」というお言葉を頂きました。
吹奏楽部も、3月の定期演奏会が震災の影響で中止となり、中高合同での演奏のチャンスがなかなかない中で、伝統の立教サウンドを受け継ぐことに多くの努力を払ったという顧問の先生よりのお話がありましたが、演奏は見事なものでした。

世界が様々な形で大変な状況にある中、多くの人々が一生懸命準備をして開催するRIFに感謝し、心からこの2日間の「祭」を楽しみたいと思います。

みなさま、ぜひ明日お出かけください!