2011年3月22日火曜日

ブログ開設にあたって

立教池袋中学校・高等学校チャプレンの市原信太郎です。

2010年4月に着任し、ようやく1年が経とうとしておりますが、わたし個人というよりも「立教池袋中高チャプレン室」という所属人員1名の「組織」として、皆さまに情報を発信していくメディアが欲しいと感じるようになりました。幸い、学校にもご理解をいただき、本校ホームページ上にスペースを頂くことになりました。

そうこうするうち、3月11日、本校高等学校の卒業式を終えた午後2時46分、東北地方太平洋沖地震(以下東日本大震災)が発生しました。本校においては大きな被害はありませんでしたが、卒業式を終えた卒業生とその父兄、またクラブ活動中の生徒たち、教職員、合わせて300名ほどが帰宅の足を奪われ一晩校舎にとどまりました。しかし、現地の様子は断片的にしか分からず、不安な一夜を過ごしました。

その後、福島第一原子力発電所の事故なども合わさり、震災から10日ほどが過ぎた今もなお、復興の目処が立たないどころか、どんな援助を行ったらいいのかすらわからないというのが、わたしを含め多くの方々の現状ではないかと思います。でも、こんな時だからこそ「チャプレン室」としてお伝えすべきことがあるのではないかと考え、本校ホームページの準備ができるまでの仮住まいとして、このブログを開設しました。

このような趣旨ですので、読者としては本校の生徒・保護者、また教職員を想定して記事を書きます。もちろん、それ以外の方々も歓迎しますが、学校の内情を知らないと理解できないような記事があるかも知れません。そのあたりはご容赦ください。

なお、合わせてTwitterのアカウント @rikkyoikehschap も準備しました。こちらには気軽な感じで、速報性のある情報を流す形で使い分けたいと思っています。こちらもフォロー歓迎です。