本日、8時半より全校始業礼拝を行いました。
校長先生の強い希望により、これまでは入学式の日に中高別々に行っていた始業礼拝を、今年度より全校合同で、新入生も含めて行うことにいたしました。奇しくも、震災の影響により工事が遅延していることにより、すでに使用できないはずだったプレイコートで行うことができ、ケヤキやポプラと別れを惜しむ一つの機会ともなりました。
生徒手帳の礼拝に関する部分を今年度より新しくしましたので、生徒諸君にはそれを用いて、「年度の始めに」という祈りを全員で唱えてもらいました。このほかにも、折に触れて使用できる祈りがたくさん掲載されていますので、生徒手帳をよく用いて、日々の学校生活の中で祈りを大切にして欲しいと願っています。
この始業礼拝では、本来すでに行われているはずだった生徒会の代替りの挨拶もありました。一つ覚えていただきたいのは、前生徒会長が挨拶の中で「29名で一緒に活動してきた」と言ったこの「29名」には、昨年夏突然にこの世を去ったO君も含まれているということです。O君のお母様にも申し上げたことですが、彼は今神のみもとにありつつも、卒業するまでこの学校で友だちと一緒に学校生活を送っているとわたしは思っています。その意味で、生徒会の役員の生徒たちがそのことを今日皆の前で語ってくれたことには大きな意味がありました。
これからの1年間、「あたりまえ」に学校生活が送れることを感謝しつつ、毎日を大切に過ごしたいと思います。