2011年4月17日日曜日

聖週の礼拝のご案内

教会は、クリスマス(降誕日)とイースター(復活日)の二大祝日を中心にその暦を定めていますが、今年の復活日は4月24日です。それに先だつ一週間を「聖週 (Holy Week)」と呼び、一年間の中で最も大切な季節とされています。特に、木曜日の夕から復活日までは「聖なる三日間」と呼ばれ、その一連の礼拝はすべての礼拝の頂点に位置づけられます。本校のチャペル、立教学院諸聖徒礼拝堂でも、この聖週には以下のように特別な礼拝が行われますので、ぜひ皆さまもこの機会に聖なる三日間の礼拝を経験されるよう、参加をお勧めいたします。

本学院副院長・立教大学副総長 西原廉太司祭は、震災後に書かれたエッセー「恐れることはない」の中でこう述べておられます。
「…被災されたすべての人々は、今も極度の苦難と不安の内にある。被災者のみならず、私たちの誰しもが、言い知れぬ恐れを抱いている。けれども、私たちは独りではない。世界中の仲間たちがこの苦しみに共感して、自らの腸を痛め、叫びのような祈りで、私たちの手を握って離さないのだ。今こそ、私たちの信仰が問われている。震えるマリアたちに、復活された主イエスは『恐れることはない』と力を与えられたではないか。
…今年の復活日は特別な主日となる。それは、瓦礫の中に生え出でる小さな新芽のように、私たちが希望への新たな一歩を踏み出すための大切な時なのである。」

わたしたちにとって特別なこの復活の季節に、聖週の礼拝に参加することを通して世界中の人びとの祈りに加わり、「死から生命へ」の希望の道を開いてくださったキリストの復活を共にお祝いくださるよう、ご案内申し上げます。



21日(木) 17:30 聖木曜日礼拝
司式:八木正言チャプレン 説教:金 大原チャプレン

22日(金) 12:00 聖金曜日(受苦日)礼拝
司式:金 大原チャプレン 説教:上田亜樹子チャプレン

23日(土) 18:30 聖土曜日礼拝
司式:上田亜樹子チャプレン 説教:八木正言チャプレン

24日(日) 10:00 復活日(イースター)礼拝
司式:市原信太郎チャプレン 説教:佐藤忠男チャプレン長

以上